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 施 肥
   施肥は、植物が生育するのに必要です。温度や日光、空気の他にも
   欠かせないものです
    肥料を与える目的や種類、時期などの基本的な知識も大切なことです

◆ 栄養素の働き

 ◎三要素・・・植物が健全に生育するために必要な栄養素

要素
働   き
窒素
(葉肥)


すべての植物の生長に必要とします
葉を大きく生長させ葉緑素の生成や葉の生成には欠かせません

不足すると・・


葉は、葉色が悪くなり、黄変して古いものは落ちる
茎は、延びが悪い
草丈は、草丈の生長も止まり低くなる
花は、数が少なく、形が小さく、色が悪い
与え過ぎると・・



葉は、大きくなりすぎ、色が濃くなる
茎は、伸び過ぎて倒れたり病気や害虫に侵されやすい
花は、花芽ができにくい


リン酸
(花肥)


細胞のタンパク質や貯蔵栄養分をつくります
葉、花、果実を大きく育てるのに必要とします
室内で育てている植物や鉢花、花木、野菜、果樹にも欠かせません

不足すると・・・
葉は、葉肉が薄くなる。根は、伸長が悪くなる
与え過ぎると・・ 与え過ぎてもほとんど弊害はありません
カリウム
(根肥)


デンプンをつくり、繊維を丈夫にします
根と茎の生育に必要とします。株全体を丈夫にし、暑さや寒さ、
また病気などの抵抗力をつけてくれます
室内用の鉢花や球根植物、野菜などは多く必要とします

不足すると・・・
茎や葉が柔らかくなり、弱くなって病虫害にかかりやすくなります
与え過ぎると・・ 葉や茎がかたくもろくなります
カルシウムやグネシウムの吸収を悪くします

二次要素・・・カルシウムとマグネシウム
カルシウム
 Ca

植物の組織を強くし、丈夫な植物を育ててくれます
酸性の土壌を中和してくれます  

 マグネシウム
 Mg

植物の生育、光合成や植物が呼吸するのに必要です
室内の鉢花は長い期間移植しないでいると微量元素が不足するので、新しい土に植え変えてあげます


               
◆ 施肥の種類、与え方 
元 肥  
種まきや植付けの前に土に混ぜたり、埋め込んで使う肥料
油粕や鶏糞などの有機質の肥料や堆肥や緩効性肥料が用いられる


追 肥
 
植物が育ちはじめてから補う肥料。生育の旺盛な植物やつぎつぎと花を咲かせる植物に必要。液肥や化成肥料、有機質肥料または緩効性無機質肥料の固形肥料を用います
 
液肥・・・水に溶かして与える肥料で速効性がある
置肥・・・鉢上に与える肥料でゆっくり溶け、1〜2ヵ月間効果が
     持続します

寒 肥

元肥の一種。樹木が休眠中(12月〜2月頃)に根元に補う肥料。春の芽吹きや夏の葉の茂りに重要であり、腐葉土や堆肥などと一緒に有機質肥料(遅効性肥料)をあたえます

芽出し肥

芽の出る時期に与える肥料
無機質肥料の速効性液体肥料や化成肥料

お礼肥

開花後や結実後に栄養素が不足するため、この時期に「ありがとう」を込めて与える肥料
無機質肥料の速効性液体肥料や化成肥料

◆ 肥料の種類
無機質肥料    
 (科学肥料)

科学的に製造された肥料で臭気がなく清潔で、家庭園芸むき肥料の効き目を長期間持続させることができる


有機質肥料

植物質の油かすや動物質の鶏糞、牛糞、骨粉などを原料にした肥料や堆肥など。土の中で分解された後、ゆっくりと効果が現れ、土質もよくなる。室内やベランダなどには臭いがあるので不向き


 緩効性肥料




一度与えるとゆっくりと長いあいだ効き続ける肥料
元肥や置肥などに適します


 遅効性肥料


与えてから植物に吸収されるまで時間がかかりその後ゆっくり効果が持続する肥料。寒肥に適します


 速効性肥料


与えるとすぐに効果が現れる肥料(液肥タイプ)