脱毛症名
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特徴・症状
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原 因
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円形
脱毛症
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・脱毛部は円形で境界が明瞭 |
・脱藻部のヒフは平滑である |
・発赤や落屑等の病的症状がない |
・脱毛部は1個内至数個であるが二次的に多発を見る場合がある |
・毛根に特徴がある |
・悪性の場合は多発し、融合し、不規則な形(蛇行性)なこともあり更に進んで前頭脱毛から眉毛、ヒゲ等の 脱落を呈する |
・自然治癒することが多く始め軟らかい白毛が生じ、次第に黒くなり通常に戻る |
・消化性潰瘍との併発が多い
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自立神経障害(交感神経緊 張)による血行障害が一般に信じられているが、アレルギー説もあり、また、明確な原因は不明である |
尋常型・・精神的原因が主 (治りやすい) |
アトピー型・・遺伝的アレルギー体質+精神緊張(治りにくい)細動脈充血血管炎を生じた部分が円く脱毛する |
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神経性
脱毛症
(広汎性)
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・境界不明は不完全脱毛 |
・前頭に及ぶことはないが、不正形線形地図状 |
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・中枢神経系疾患
進行性マヒ、てんかん |
・抹消神経障害
三叉神経痛 |
・心因性
心痛、ショック
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粃糠性
脱毛症
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・脱毛はビマン性、始めは少なく次第に多くなり前頭脱毛を起こすことがある |
・頭毛は乾燥していて、光沢を欠き、正常の長さに成長せずに脱毛 |
・フケは多いが、カユミはあまり訴えない。頭皮に炎症はない |
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・ビタミンA,Dの不足による頭皮角化不正常 |
・胃腸障害、貧血、結核
全身衰弱 |
・洗髪不良、頭皮圧迫、
乾燥 |
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脂漏性
脱毛症
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・頭皮が油性で指頭がべったりすることがある |
・概ね、頭皮は細く軟らかく、粘る感じ |
・次第に頭髪が稀疎になる壮年性脱毛との併症が多いが、稀に女性にもある |
(卵巣機能障害、副腎機能障害)
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皮脂分泌過剰(但し、皮脂の質的異常のある場合)による毛根角化障害頭部の皮脂腺は他のヒフに比べて5〜10倍 |
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壮年性
脱毛
(若はげ)
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・若年(20歳代後半〜より起る脱毛 |
・頭皮は平滑、緊張性で光沢はある
脂漏性脱毛との併症が多い
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老人性
脱毛症
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